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渋谷テクニカルナイト〜エンタープライズ向けAgile開発〜

9月17日にIBM主催で行われた渋谷テクニカルナイトに行ってきました。
私自身は上流SIer的な会社に所属していますが、その視点から見ると以下の点でAgile開発の導入はcase by caseだなぁと思いました。

  • Agileのデメリット
    • 会社の製品開発プロセスが規定されている場合、開発プロセスを変更自体が困難
    • 大規模開発の場合、同じ開発現場に居ない場合が多い(一体感が得にくい)
    • 海外オフシェアでの開発連携の困難さに言及されていない
    • やはり見積もりが正確に行える場合ではウォーターフォールの方が良い
  • Agileのメリット
    • 開発者のポテンシャルを引き出しやすい
    • 開発者同士のコミュニケーションが密になる
    • 見積もりが利き難い開発現場には威力を発揮
    • 少人数の凄腕プログラマグループで開発するならベストな手法に見える

以下は講演の概要です。

  • 講演者
    • 会社:株式会社チェンジビジョン
    • 名前:平鍋健児
    • 備考:JUDE 開発者
  • 概要
    • Agileって何?
    • アメリカでのAgileの実例
    • なぜ日本ではAgileが流行らないか?
    • チェンジビジョンでのAgile開発
  • Agileって何?
    • 開発者とマネージャ(スクラムマスター)との一体感が重要
    • 従来のウォーターフォールに比べて、見積もりが困難な場合に強みを発揮
    • 最悪プロジェクトが間に合わなくても一定の機能を持ったソフトウェアをリリース可能
  • アメリカでのAgileの実例
    • ぐは忘れました…、後日追記
  • なぜ日本ではAgileが流行らないか?
    • 日本の会社構造は縦割り構造(発注元から中堅ソフト会社に…)横の一体感を得にくい
    • 契約形態等の問題
  • チェンジビジョンでのAgile開発
    • アナログなカレンダーを用いてタスク管理*1
    • やはり20人程度の規模が限界。人数が多すぎると現在の手法だと管理しきれない

*1:下手にデジタル嗜好に走っては駄目らしい