twitterid:Nakada_itproが、私のブログを見て「Page Blobは実装されていない?」と気にされていました。せっかくなので、後述する"Development Storage"を利用して以下の点を確認しました。
- 「Page Blobは実装済みか」
- 「Queueのメッセージはデキューカウントを格納しているか」
一通り確認してみましたが、Windows Azureの基盤サービスに比べて、Windows Azure SDKの開発が追いついていない模様。Windows Azureチームがんばって!
Development Storage
Windows Azure ストレージは、Azureポータルサイトで公開されている"サービス"とは別に、開発用の"Development Storage"が存在します。"Development Storage"は、Visual Studioで「Cloud Service」プロジェクトのアプリケーションを実行すると初期化&実行されます。以下の「Development Storage UI」が提供されており、「Blob」、「Table」、「Queue」に対するエンドポイントとステータスを確認できます。
Development Storageは、ローカルSQL Serverのインスタンス内に「DevelopmentStorageDb<日付>」と名づけられたデータベースを作成します。データベースの構造を、SQL Serverのデータベースダイアグラムを使って可視化しました*1。
Page Blobは?
データベースダイアグラムを用いて作成した、Development Storageのテーブル構造を一部切り出しました。「Page」テーブル、「CurrentPage」テーブルが存在するので、どうやらPage Blobの実装は完了しているようです。さらに、「Blob」テーブルには"BlobType"が定義されています。どうやらPage Blobは実装済みの模様。
Queueストレージについて(おまけ)
Queueストレージについて、PDC09の資料で「"デキューカウント"を持つようにした」といった発言&記述を確認しました。まずはVisual Studioのインテリセンス機能を用いて、「CloudQueueMessage」クラスのメンバ変数を参照しました。
どうやらデキューカウントは取得できない模様。さらに「CloudQueueMessageのMSDN」を見てもやっぱりダメダメな感じ。
再度、データベースダイアグラムを用いて作成したDevelopment Storageのテーブル構造を確認しました。
きたきた!デキューカウントありましたよ!!
*1:id:aoki1210さんが、id:aoki1210:20091122 でDevelopment Storageをいじる方法を公開されております