ついったーを眺めていたところ、Azure チームの方が以下の発言をしていた。
JavaでWebアプリを動作させるには
サーブレットやJSPを対象としたアクセラレータが公開されている。Jetty版は id:haru-tama さんが作成していることも特筆したい
RoleEntryPoint や VMロールが提供されたことで若干注目度がさがったものの、Windows Azure上で任意のアプリケーションを動かす AzureRunMe も健在だ。
Windows Azureに限らず、クラウドサービスではインスタンス数を増加することでスケールアウトすることが可能だ。この際、セッションデータの共有方法を検討する必要があるが、Java アプリケーションの場合、以下二つの方法が提供されている。
- Atomus TomcatAzureSessionManager
- Windows Azure Sticky HTTP Session Router
- Javaアプリケーションに限らず任意のアプリケーションに対して Sticky なセッションを提供する。
- 全てのリクエストを受け付けるロールを新規に立ち上げる必要がある。
RDB関連について
もともと SQL Server を利用している場合、ほぼそのまま SQL Azure に移行することが可能だ。こちらに関しては以前に記述した記事があるため、是非参照して頂きたい。
- Javaを利用してSQL Azureへ接続するためのTIPS id:waritohutsu:20100831:1283276714
また、移行ツールとしては SQL Azure Migration Wizard が存在する
所感
Java 版の開発環境も整ってきたが、Java向けのロール提供 Java版 AppFabric のバージョンアップ等が足りないというのが印象だ。セッション共有、SQL Azure の利用は可能であるため、通常のWebアプリケーションであれば動作は可能だと考えらえる。
以下はJava版 AppFabric だが、大分更新が止まっている。。。
- AppFabric SDK for Java Developers http://jdotnetservices.sourceforge.net/Home.html
- Java版 Windows Azure AppFabricを試してみた http://d.hatena.ne.jp/waritohutsu/20110104/1294159950