Visual Studio 2010で「STS参照の追加」が表示されない場合の対処法
Windows Azureでアプリを公開する際に、Live ID等と紐づけたSSO(シングルサインオン)を実現したいことは多々あると思う。私も学習の一環としてASP.NET MVC 3: Using AppFabric Access Control Service to authenticate users を試そうとしたのだが、同記事の手順を実施している際にハマった事項があった。
MSDNフォーラムを通読した限り、ハマる人間は私だけではなさそうなので、こちらでもTIPSを公開する。皆様の手助けになれば幸いだ。
概要
当該記事の内容を実施する際に、Microsoft Windows Identity Foundation SDK をインストールを行う。Microsoft Windows Identity Foundation SDKをインストール後、Visual Studioのソリューションエクスプローラを右クリックした際、本来は以下のメッセージが表示される。
ところが、SDKのセットアップが完了しても同メニューが表示されない場合がある。
原因と対処法
原因は以下の英語版MSDNフォーラムにて記述されており、どうやらアカウント制御とDLLの配置場所が原因らしい*1The missing "Add STS Reference" (VS 2008 & WIF)。
対処法として、Visual Studio 2010の設定を以下の様に変更する。
- [ツール]-[オプション]で、[オプション]ダイアログを表示させる
- 同ダイアログで、[環境]-[アドイン/マクロ セキュリティ]を選択し、[追加]ボタンを選択して、以下のパスを追加する
- C:\Users\<ユーザ名>\Documents\Visual Studio 2010\Addins*2
上記の設定を行うことで、無事「STS参照の追加」メニューが表示されるようになったことだと思う。