Metro UI 版IE10 でイントラサイトやループバックアドレスに接続する際の注意点
既にRC版がリリースされた Windows 8 だが、同OSにインストールされているIE10における注意点について今回は紹介したいと思う。
イントラサイトやループバックアドレスに接続する際に発生する問題
発生する問題そのものは極めてシンプルで、イントラサイトやループバックアドレスにMetro UI版 IE10 でWebサイトに接続すると以下の様に「このページは表示できません」と表示される点だ。
イントラサイトやループバックアドレスに接続する際に発生する問題の原因
以下のサイトで紹介されているが、IE10から Enhanced Protected Mode と呼ばれるセキュリティ強化が実装され、Metro UI ではデフォルトで当該機能がオンになっている。
- Internet Explorer 10 gets a new sandbox : Enhanced Protected Mode
- StackExchange How to test local sites in Metro IE10?
次のブロブ内における Private Network resources セクションにて、本問題の原因と対応方法が記載されている。プライベートネットワークのリソース(ループバックアドレス、イントラサイト)に接続する場合は信頼済みサイトとして設定する必要があるとのことだ。
- MSDN Blogs > EricLaw's IEInternals > Understanding Enhanced Protected Mode
イントラサイトやループバックアドレスに接続する際に発生する問題への対応
以下の画像例に従い、デスクトップ版のIE10にて、接続先端末のIPアドレスを信頼済みサイトに追加する。
上記設定後、再度 Metro UI 版の IE10 でイントラサイトに接続した結果、無事に疎通が完了した。
オススメの対応方法は…
今回紹介した手順はローカルポリシーでの設定となっているが、推奨手順は「グループポリシーから信頼済みサイトリストに追加する」の様だ。理由は以下で @kazuk さんが述べて下さっている。
@normalian 推奨手順としてはグループポリシーから信頼済みサイトリストに入れることらしい。(グループポリシー経由でないと ARM 版では設定できないはず)
2012-06-26 13:35:20 via web to @normalian