面倒なのでメモをそのまま配置!
「保守コストをどう落とそうか?」という視点から為になるお話を聞けたなぁとは思いつつ、自分の会社のように”セキュリティ・安全性”を最重要として求められる場合にはちょっと観点が違うかなぁとも思いました。
- 自己紹介
- 加藤直人さん(さくらインターネット株式会社)
- さくらインターネットの”専用サーバ”サービスの技術を担当
- さくらインターネット
- 自社でインターネットのバックボーンとデータセンターを所有する
- 主な商品
- ハウジング
- 専用サーバ
- さくらのレンタルサーバ
- データセンターとは?
- 業界の裏方的な存在
- 以下について話す
- データセンターの基本スペック
- データセンターの省電力化
- ラック冷却の効率化
- データセンターはどんなところ?
- サーバーラックがずらずらと並んでる空間
- ↑しかし、様々な条件やファシリティの上に成り立っている
- データセンターの基本スペック
- 立地条件
- 災害対策
- 電源設備
- 消火設備
- セキュリティ設備
- 空調設備(本題)
- データセンターの立地?
- 活断層等を避けて強固な地盤の上に立っていること
- 台風/大雨の洪水の被害が及ばない場所
- 地震による津波の影響を受けないこと ※まずは自然災害へのリスクを考慮
- データセンターの立地?
- 東京であれば23区内など、利用するお客さまがアクセスしやすいロケーションを確保することも必要
- 緊急時における交通アクセスの容易さから、都市型IDCが人気
- ファシリティ(耐震・制震・耐震)
- ファシリティ(電源設備)
- 停電したらどうしよう
- 供給電源の二重化 ※商用電源と自家発電の2系統準備しておけばOk
- 二重化しておいても供給電源切り替えに電源が断起こしたら結局駄目では
- UPSを入れておけばOK。停電しても自家発電機のエンジンがかかるまでバッテリが持つので安心 ※↑までがデータセンターの基本として持つべき機能
- 停電したらどうしよう
- データセンターの空調について
- データセンターに求められている物が変わりつつある ⇒省電力化や発熱量削減の取り組みがなされている事が不可欠
- グリーンIT化
- データセンターの消費電力の推移
- 米国環境保護長が発表した米国内のデータ
- 2006年に、米国全体の電力消費量の1.5%をしめる
- 日本国内では、IT関連の消費電力量が470億kWh
- 内12%くらいがデータセンターで消費されている
- ちなみに
- 日本国内では、全体の電力消費量のうち0.5%位がデータセンターで消費されている
- 米国環境保護長が発表した米国内のデータ
- データセンターって何に電気をつかってるのか
- IT機器と空調がほとんど(それぞれ30%程度、合計で70%over)
- データセンター省電力のポイント
- 空調システムの効率化
- IT機器の省電力化
- データセンターと空調と省電力化と
- データセンターのグリーン化
- サーバを収めるデータセンターにも省電力化の動きが、大きく取り上げられるようになってきた
- サーバやネットワーク機材を冷やして、安定的に稼動する環境を作ればよい、というものでは駄目
- 省電力化にはラック冷却の効率化が必須
- ラックの冷却
- 熱がサーバ等に与える悪影響
- 性能の低下
- 高熱によりCPUの性能低下、システムダウン
- 品質の低下 HDDのディスク、冷却ファンなどの回転体
- 故障の増加 電源ユニット、メモリなどの部品に影響
- 床下空調
- 上床、下床の2重フロア構造
- 下から冷気を送り、暖かい空気は上昇
- デメリット
- 熱だまりが起こりやすい
- 過度の冷却設備が必要
- 上床、下床の2重フロア構造
- さくらでの床下空調
- さくらで稼動中のデータセンターの殆どが、この床下空調が採用されている
- 空気の流れは、ラック底面から天井に向けて流れる
- 冷気の流れを遮断することが無い様に、サーバのシャーシをフレームかしてはどうか
- 2003年夏ごろより投入中
- フレームシャーシ
- ラックマウント上下の仕切りは無し
- 横置きタイプだと、M/Bが床下からの冷気を遮断する最大の要因に ⇒縦置きが望ましい
- アイルキャッピング方式を用いる ※ラックの前面と後面を完全に分けて、暖気がこもらないようにする
- ラック扉をメッシュ状にする必要があるために、セキュリティ確保が困難
- 作業環境が劣悪となってしまう
- ラックマウント上下の仕切りは無し
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- サーバ筐体に従来の約半分の1Uハーフサイズ