Windows Azure Guest OS 1.5についての詳細+Windows Azure Guest OSの設定について
先日公開した id:waritohutsu:20100719:1279556746 の記事で話題にした「Windows Azure Guest OS 1.5」だが、MSDN > Windows Azure Guest OS Releases and SDK Compatibility Matrixにも情報が掲載された。
詳細は本家MSDNのWindows Azure Guest OS 1.5 (Release 201006-01)を参照して頂くとして、主な変更点を以下に記述する。
- Outlook ExpressとWindows Mailがリモートでコード実行される脆弱性に対応
- Microsoft Visual Basicアプリケーションがリモートでコード実行される脆弱性に対応
脆弱性に対するセキュリティパッチが公開されているようだ。
Roleインスタンスに対して、特定のWindows Azure Guest OS バージョンを設定する方法 〜念のためおさらい〜
「Windows Azure Guest OS 1.5」を本番環境で利用するには、以下のどれかを実施すれば良い。
- アプリケーションをAzureポータルサイトにデプロイ後、Azureポータルサイトで以下の設定をする
- Select OS Upgrade Method に Automatic を選択する
- Select OS Upgrade Method に Manual を選択し、「OS Setting > Manual > Windows Azure Guest OS 1.5」を選択する
- アプリケーションをAzureポータルサイトにデプロイ時、以下の設定をする
- Select OS Upgrade Method に Automatic を選択する
- Select OS Upgrade Method に Manual を選択し、「OS Setting > Manual > Windows Azure Guest OS 1.5」を選択する
- ServiceConfiguration.cscfg > ServiceConfigurationタグ > osVersion属性に「WA-GUEST-OS-1.5_201006-01」を記載する
念のため、ServiceConfiguration.cscfgの記述例を以下に記載する。
<?xml version="1.0"?> <ServiceConfiguration serviceName="CloudService3" xmlns="http://schemas.microsoft.com/ServiceHosting/2008/10/ServiceConfiguration" osVersion="WA-GUEST-OS-1.5_201006-01"> <Role name="WebRole1"> <Instances count="1" /> <ConfigurationSettings> <Setting name="DiagnosticsConnectionString" value="USER_ACCOUNT_SETTING" /> <Setting name="DataConnectionString" value="USER_ACCOUNT_SETTING" /> </ConfigurationSettings> </Role> </ServiceConfiguration>
アプリケーションデプロイ時には以下の画面が表示されるので、こちらの画面を参考にして「アプリケーションデプロイ時に以下の設定をする」を実施して欲しい